The Style Council 1983〜1989

 

残念ながら私はTHE JAMをリアルタイムで聞いてないのだけれど、ポール・ウェラーがTHE JAMを解散して このスタイル・カウンシルを結成した時には、怒りに満ち溢れた人、がっかりした人、喜んだ人、、、等、 大勢の人が複雑な気持ちになったという。
なぜなら、スタイル・カウンシルは、あのTHE JAMのポール・ウェラーがやってるとは思えないような、 ソウル、ジャズ、R&B、ファンク等をベースにした、洗練されたポップバンドだからだ。
THE JAMとはあまりにも離れた音楽性の為、裏切られたと感じた人もいたかもしれないが、 ポールはそんな事は100も承知でこのバンドを結成したはず。 誰もが望む成功を手にしたにもかかわらず、今までやってきたことをゼロにして、 新しいことに取り組むことの厳しさは、誰にでも少しは想像つくだろう。
それでも、やりたかったスタイル・カウンシルというグループは、ポール・ウェラーの勇気と正直さと音楽への愛で生まれたバンドだと思う。


今から何年前か(内緒)、、、当時、ブラック・ミュージックを中心に流していたお店でDJをしてた私は、お店の先輩に進められて、スタ・カンの「カフェ・ブリュ」を初めて手にした。 最初は、「どうせ白人だし、、、つまんないんだろーなあ。。。でも、ジャケットかっこいいから、ちょっと聞いてみよっかな。」みたいなノリで聞いてみた。 レコード針を落として、数分。。。この人逹、白人らしーけど、ものすごく真剣に黒人音楽に取り組んでる。それでもって、このポップセンス。すごいじゃん!!なんだ、これーー!!! (ちょっとインチキくさいジャズもあったけど。。それも、その頃はすごくかっこよく聞こえた。)おまけにルックスもかっこいいー!ステキ!!!(笑)それが、私とポール・ウェラーの出会いだった。



1983年、25歳デキシード・ミッドナイト・ランナーズでキーボードをやっていたミック・タルボットと共に、

スタイル・カウンシルを結成する。(当時、オルガンを弾いていたのが、ミックくらいだったらしい。)

また、今でも一緒にやってるドラムのスティーブ・ホワイトは第三のメンバーとして忘れてはならない存在。(弟はオアシスのドラム、アラン)

ミニアルバム「スピーク・ライク・ア・チャイルド」でデビュー。4位。

シングル「Money go round」リリース。11位。

シングル「Long Hot Summer」リリース。3位。

シングル「Solid bond in your heart」リリース。11位。

1984年、シングル「My ever changing moods」リリース。5位。

シングル「You're the Best thing」リリース。5位。

シングル「Shout to the TOP」リリース。7位。

ファースト・アルバム「カフェ・ブリュ」リリース。2位。(ゲストVOに、EBTGのトレイシーをむかえる。)

1985年、シングル「Walls come Tumblingdown」リリース。6位。

シングル「Welcome to Milton keynes」リリース。23位。

シングル「The Lodgers」リリース。13位。

2ndアルバム、「アワ・フェイバリット・ショップ」リリース。初の1位!

1986年、シングル「Have you ever had it Blue」リリース。14位。

ライブ・アルバム「HOME & ABROAD」リリース。8位。

コーラスで参加していたD.Cリーと結婚。(彼女は昔ワム!のコーラスもやってた。)

1987年、シングル「It Didn't Mater」リリース。9位。

シングル「Waiting」52位。 シングル「Wnted」20位。(この辺から、パッとしなくなる、、、、。)

アルバム「The cost of Loving」リリース。2位。(カーティス・メイフィールドも参加)

1988年、シングル「Life at a Top Peoples Health Farm」リリース。28位。

アルバム「Confessions of a pop group」リリース。15位。

1989年、30歳。シングル「Promisd Land」リリース。27位。

シングル「Long hot Summer」リリース。なんと最下位89位。(この曲好きなのに。。。ちょっとくさいけど。)

ベストアルバム「Singular Adventures of The Style Council」リリース。2位。

 

さまざまな音楽を取り入れ続け、方向性、音楽性ともに複雑になりすぎたスタイル・カウンシル末期は、

商業的にも音楽的にもパっとしなかった。(個人的には好きなのもあるけど。)

次にリリースされる予定だったハウスに取り組んだアルバムは、レコード会社から反対されおくら入りとなり、

スタイル・カウンシル解散がひっそりと報じられたのは、1年後だった。


いろいろな音楽(ソウル、モッズ、パンク、そしてビートルズ)に影響を受けてきたポール・ウェラー。
スタイル・カウンシルは洗練されたスタイルやロマンチックな曲が多かったことから、日本ではおしゃれバンドとして受けとられもしているが、このスタカン時代だけでも、様々な人逹やシーン(ネオアコやアシッドジャズ、ブーム等)に大きな影響を与えている。
好きこそ物のなんとやらで、、、黒人音楽が大好きで、近づきたくて、あらゆる方法でチャレンジしていたのが、スタイル・カウンシルだと思う。好きな人をわかりたい、近づきたい、分かち合いたい!という、恋する少年のようなポールウェラーの、音楽への愛情がつまってるバンドではないか。
聞き手が恥ずかしくなる事もあるほど(おいおい、、、やりすぎだよ、ポール、、。みたいな。)、こんなにも素直に世界に訴えている。その正直さがかわいくて、うれしかったりもする。音楽を聴き始めた時、または、演奏しはじめた時って、誰でもこんな気持ちだったんでは、、、、、?

しかし、黒人音楽の真似をしてても、だた、それだけでしかない!黒人以上にも以下にもなれない、ただの真似なんだ。ということにきずき、(たかどうかは、知らんが、、、。)独自のソウルを作りあげていくのは、もう少し先のこと、、、、。
ポール・ウェラーがソロとして活動してからのことである。なにはともあれ、、、とにかくスタイル・カウンシルはスーパー・ポップ・グループ!

☆私が選ぶThe Style Council BEST SONGS 5☆

My Ever Changing Moods (ピアノVer.も12インチVer.も両方好き。バンドでカバーしたこともあって、思いいれもたっぷり!)

Head Start For Happiness  (ネオアコっぽい。タイトルにもあるように聴いてて幸せになれる曲。ウキウキ(?)する。)

It just to came to piece in my hands (ギターとドゥーワップ調のコーラスとVOのみの、かわいくてきれいな曲。)

You're the best thing  (至上最強のラブ・ソング!笑。。。でも、ほんといい曲なのだ。アルバム、カフェ・ブリュに収録。)

Walls come Tunmbling Down
(スタカンにはめずらしくなロックな曲。一番好きかもしれない。
B面The Whole point of〜も大好き。
ジャケットがミックのおかまっぽいアップでかなり笑える。)

ほんと、他にもいっぱいあって悩みました。そんで、インストものははずして選びました。(ミック、ごめん。)

 

☆私が選ぶThe Style Council BEST ALBUM ☆

好きな曲を見ると、「カフェ・ブリュ」が多いけど、アルバム一枚とおして、お勧めするのは、トータルで素晴らしい、

「アワ・フェイバリット・ショップ」!ポールの作品の中でも最高傑作と言われる1枚。

でも、スタ・カンはシングルのB面があなどれなかったりするんだよなあ。。。